地下茎にたくさんの子どもを付けることから「子孫繁栄」、長い立派な芽を泥の中から飛び出すその姿から「めでたい」と、古来より縁起を担ぐおせち料理で珍重される高級食材の「クワイ」。さいたま市と草加市の一部地域で栽培されており、主に関西方面に流通され「埼玉くわい」のブランド名で知られています。
主な収穫時期 11月~12月
クワイの植え付け
クワイの収穫
クワイの荷造り
クワイ
クワイにはたくさんのカリウムが含まれており、高血圧予防や、筋肉の収縮をスムーズにする働きをします。芽にハリがあって、ピンとしているもので、丸く膨らんだ部分は固く硬く、表面にツヤがあるものを選びましょう。
さいたま市内でのクワイの栽培は明治時代に遡ると言われています。
各生産農家には代々引き継がれてきた味があります。
魅力にあふれたクワイ料理の数々
すりおろしたクワイにお好みの具材を混ぜ合わせて揚げたものです。
昔からその家々の「おふくろの味」があり、ネギ、シラス、挽肉など独特の個性があります。
調理時間は約3~4時間と長めで、「ホクホクした舌触り」「ほのかな甘みと苦み」が楽しめる逸品です。
地元の小学校では給食に添えられる1品で、ポテトチップスを思わせるライトな食感が魅力。
おやつからお酒のあてにもなるクワイチップスは小さな子どもからお年寄りに至るまでみんなに愛される1品になります。
「クワイの初調理1品目」とも言える1品ですが、その味は「うまい!!」という言葉以外思いつきません。小型のクワイを使う場合が多く、クワイ料理のチャレンジにはもってこいです。