収獲された落合節成キュウリ
現在のキュウリの原型
埼玉県与野市落合(現在の中央区)が発祥地で戦前全国に流通し現在のキュウリの原型にもなったといわれています。このキュウリには戦争が激化する中、学徒出陣で兵役に就くことになり世話をすることが困難になった若者が「日本の農業のために役立ててほしい」と神奈川県の農業試験場に種を持ち込み戦死してしまう話が残されています。その後、若者の遺志を継いだ農業試験場職員たちが努力を重ねた結果、夏の暑さにも強い夏節成を完成させました。この品種から現在のキュウリが生まれました。肉厚でずんぐりとしたキュウリは皮をむいて浅漬けの漬物などに適しています。
開花した落合節成キュウリ
収獲直前の落合節成キュウリ