肉質がしっかりしていて、煮ると粘りがなくホクホクとした食感が楽しめる八ツ頭芋は、里芋の高級品種です。名前の八から「末広がり」、また、親芋と子芋がひとつの塊になることから「子孫繁栄」と、縁起を重んじるお節料理の食材として古来より親しまれています。旬の時期は11月~1月となっており、管内では見沼田んぼを中心に栽培されています。
また、管内では埼玉県農林総合研究センター園芸研究所が系統選抜した里芋の品種の「丸系八ツ頭」の普及にも取り組んでいます。
丸系八ツ頭は、滑らかな丸い形をしていることから、従来のゴツゴツした八ツ頭に比べて皮がむきやすく、非常に調理がしやすくなっています。甘味があり、ホクホクとした食感が特徴となっています。
主な収穫時期 11月~1月
丸系八ツ頭
八ツ頭の煮っころがし
八ツ頭はサトイモよりカルシウムや炭水化物、リンなど多く含んでいます。骨や歯の強化、神経の興奮抑制、高血圧予防などの効果が期待できます。持った時に重みがあり、皮が湿っていて、表面が乾燥していないものを選びましょう。