蕨市では、日本で最も早く収穫できる極早生種「わらびりんご」が生産されています。このリンゴは、同市のリンゴ作出家・故吉澤正一氏が「リンゴがない季節、病人や子どもに、新鮮なリンゴを食べさせたい」と考え、20年かけて研究開発したものです。果汁が少なく酸味が強いのが特徴で、大きさは小ぶりとなっており、火を通すと甘味が増すため、洋菓子や飲料の材料などの加工用に適しています。
市場には出回りませんが、「わらびりんご生産管理団体」と市が連携して加工品作りに取り組んでおり、酸味が強い特徴を生かした「わらびりんごサイダー」や「わらびりんごシャーベット」などを製造しています。
主な収穫時期 6月~7月
わらびりんご
わらびリンゴサイダー
わらびりんごシャーベット